<第2期 活動報告>【横浜をつなげる30人 最終報告会】~楽しさをベースに駆け抜けた8ヶ月~

2022年6月14日(火)、2021年10月からスタートした、横浜をつなげる30人 第2期の最終報告会が開催されました。京セラさんが運営する『みなとみらいリサーチセンター』に集合したのは11月に開催されたDay2以来8ヶ月ぶり、実に2回目。チームでの協働期間を経て、「まちの同級生」としての関係性は確実に深化していました。

ゲストには下記4名の皆様にお越し頂きました。

 ・NPO法人ハマのトウダイ 代表 岡部祥司さん

 ・Slow Innovation株式会社 「つなげる30人prj」プロデューサー 加生健太朗さん

 ・公益財団法人横浜観光コンベンション・ビューロー事業開発課課長 宮本裕子さん

 ・横浜市経済局 新産業創造課 南野ショナーさん

また今回も、1期メンバーが運営を担い、品川優さんと加藤優子さんの心地よい進行のもと、6つのチームによる報告会は幕を開けました。

1.日本一家族が暮らしやすい街、横浜をビジョンに掲げる「あんしんよこはま」

トップバッターは「あんしんよこはま」のチームです。

日本一家族が暮らしやすい街、横浜をつくっていくことをビジョンに掲げ、ICTを活用した見守りの事業を展開する(株)Ottaさん等最新テクノロジーにも目配りしつつ、六角橋商店街や横浜リビングラボ・サポートオフィス等の地域のステイクホルダーにも丁寧にヒアリングを重ねてきました。

現在は、これまでの活動成果を元に、「持続可能な見守りで安全・安心な横浜を実現するために、私たちができること」をタイトルとして、パネルディスカッションの計画を進めているそうです。

ゲストの加生さんからは「ICT等の技術も取り入れつつ、「ながら見守り」にも着眼して、地域とも丁寧に対話を重ねてきている点が、まさに昭和を令和にアップデートする試みともいえ、今後が楽しみ。」との応援メッセージがありました。

2.里山を20年先、30年先の次世代へつなぐために何ができるか?を問う「ままMaioka」

戸塚区に広がる舞岡公園を舞台に活動してきた「ままMaioka」チーム。里山管理を行うNPOの皆さんの高齢化に伴う人材不足という課題に対し、どうしたら先人たちが残してくれたこの貴重な自然を次世代につなぐことができるか?と言うテーマで所属組織を超えて考え、時にお酒を酌み交わしながら熱く語り、行動に移してきました。

3月の中間報告会以降、近隣の明治学院大学でワークショップを開催することや、公園利用者へのインタビューを経て、公園管理NPOに協業を申し入れて「開園30周年記念事業」で協業することが内定したそうです。今回の最終報告会は、「ままMaioka」チームにとっては通過点でしかなく、今後も地域との協働、実践は続いていきそうです。

ゲストの南野さんからは「ままMaiokaのチーム名の名前の由来は?」との問いがあり、「ありのままでいてほしい、また母(ママ)なる舞岡公園という意味も込めている」というエピソードがメンバーの中川さんから明かされました。

3.こどもも親も明るく未来を信じることができる社会を作りたい!「子どもの可能性Lab」

3つ目の発表は、社会が変化する中で自身も父親として子育てに悩み、正解のない中で模索しているという3人のパパと、子どもの遊び環境を整えるメンバーからなる「子どもの可能性Lab」のチームです。

このチームの特徴は、子育てに関するイベントを毎月のように開催してきていること。これまでに開催したイベントのテーマは「習い事」「デジタルとの付き合い方」「叱り方」「夫婦での役割分担」など、当事者として悩んできたテーマが設定されています。

「横浜をつなげる30人」を主催する横浜市立大学の芦澤美智子先生からは、「社会において女性がマイノリティであるのと同様、子育てのテーマにおいては男性がマイノリティになりがち。男性主体で子育てについて語る場というのはありそうでまだまだ不足しているので、ぜひもっと当たり前になるように活動を続けていってほしい」とのエールが送られました。

4.「他都市にない横浜の尖った魅力とは?」をテーマに横浜の魅力を深掘りする「Why Yokohama」

「Why Yokoama」は9人という大所帯でプロジェクト活動をスタートし、「つなげる30人」に参加した動機や目的がそれぞれ異なってきたこともあり、活動の方針を定めることや具体的なプロジェクトに落とし込んでいくことには、メンバーそれぞれに葛藤があったようです。

現在は、横浜市立大学の「エクステンション講座」の枠組を活用しての、子どもたち向けのまち歩きのイベントや、メンバーのお一人でシンガーソングライターのK.KINGさんによる伊勢佐木町でのライブ企画等が進んでいます。

リーダーの坂口さんはこの8ヶ月間を振り返ってチーム運営にもどかしさを感じる部分もあったようで、「3期はもっと異なる組織からメンバーが集まっていることでの化学反応が起きるような場にしていきたい」との展望が語られました。

ゲストの宮本さんからは、「横浜の魅力は外の人からでないと見えないのではないか?」との仮説が投げかけられ、コンベンションビューローで過去に横浜観光親善大使を廃止した経緯や2011年に行われた「これからどうなるヨコハマ」というテーマでの一連の活動についてのご紹介がありました。

5.IKIGAI

横浜には多数のコミュニティはあるものの各々が分断されており、また若手メンバーにとっては参加するきっかけがないのではないか?そんな問題意識からスタートしたIKIGAIチーム。メンバー構成は、起業支援施設のコミュニティハブや積極的に社外での活動にアクティブに取り組むメンバー、まち作りに取り組んでいるNPO団体メンバーなどいわば「コミュニティモンスター」的に、横浜でのつながり作りや地域活動を思いっきり楽しんでいるアクティブなメンバーたち。最初は、ペルソナとなる人物像の気持ちに寄り添いきれないとの葛藤を抱える場面もあったようです。

現在は横浜市や、みなとみらい周辺の大企業での合同新卒入社メンバーの交流会等、横浜で縁あって働くことになったメンバーが、スムーズに横浜のコミュニティに接続し、一緒に育っていけるような企画を練っているとの内容が発表されました。

ゲストの岡部さんからは「8人メンバーがいても離脱するメンバーがいなかったというのは、楽しさがベースにあって無理をしていなかったということを証明していると思う。今後はそこにどう組織としてのリソースや目的を重ねられるかと言うことにチャレンジしてほしい」との声がありました。

6.「大人になることに希望を持つ子どもを増やすともに、大人も”ワクワク”する仕組みをつくる」ことを目指すHappy Monday

母の日に「”デザイン思考”を使って大事な人にお手伝いチケットを作ろう!」という趣旨でのイベントを実施したり、100人カイギ・ミライストラボといったイベントにも登壇して、コンセプトの発信をしてきたHappy Mondayのチーム。活動開始当初は、何をするにも、会場はどうする?集客はどうする?という状態からのスタートでしたが、推進メンバーの皆さんの熱意もあって、いろいろな協力を取り付けていきました。

今後は、法人化なども視野に入れ、実践から得た気づきをもとに「子どもも大人も月曜日をわくわくした気持ち出迎えられるような社会」にするために活動を継続していくとのことです。

「横浜をつなげる30人」を芦澤先生とともに主宰する横浜市立大学の吉永崇史先生(当日は諸事情で参加できず)からは、「勇気をもって第一歩を踏み出していただき、有料のワークショップを実現されたことに敬意を表します。チームの皆さま一人ひとりがお持ちになった成功体験を今後もずっと大切にしていただきたいです。これからの活動がいつまでも続くことを期待しています。」とのコメントが後日届きました。

「横浜をつなげる30人」2期最終報告会を終えて・・・

6チームすべての発表に共通する点として「子どもに次世代に関心を向けたり、願いを届けるプロジェクトが多かったこと」「働くフィールドとしての横浜というより、生活者や子育てをする場としての横浜に焦点を置いた活動であること」が特徴的でした。

第2期としてのプログラムはいったん今回の場で終了したものの、各プロジェクトのつながりや活動は今後も続いていきそうです。また、第3期に向けた作戦会議も始まっています。報告会でのフィードバックを生かして、これからも横浜市をつなげる30人として活躍していく2期生に期待しています!

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